人と人が出会い付き合う際に、はじめからパートナーが自分が求める完璧な人物であることは、ほぼないでしょう。
多かれ少なかれ、どこかしら足りない点、直して欲しい点がある事が大半です。
しかし付き合うに至ったわけですから、その部分を直さないと付き合えない、というわけではありません。
直してくれるといいなぁ、変わるといいなぁ、という程度のものです。
逆にその部分を指摘してケンカになるくらいであれば、直さなくていいという判断をされるかもしれません。
ですがケンカになるようなリスクもなく、相手も自分も気分良く改善の方向に向かえばどうでしょう。
これが実現できればケンカの回数や別れの危機も減り、より長くいい関係が築けるのではないでしょうか。
ここではその方法の一つをご紹介したいと思います。
人はあまり褒められたことのない部分、誰にも褒められたことがない部分を褒められると、その相手に対して信頼感を持ちます。
もちろん過度に褒めすぎると嫌味に取られ兼ねませんので、適度にさりげなく褒めることが大切です。
適度に褒め、少し自信を持った相手に対し、後日同じ部分で、才能がある、センスがあるなど、前回褒めた内容を上回る表現で褒めます。
すると相手は苦手意識を抱いていた部分の意識が上書きされ、得意とまではいかなくても、その部分に対して興味を持ち積極的に取り組むようになります。
積極的に取り組み経験を積むことによって、ある程度レベルは上がります。
言い方一つで相手の意識が変わり、誰かに強制されるわけではなく、自らの意思で行動し成長します。
このことは恋愛のパートナーに対してのみならず、仕事関係の人や家族や知人友人など、様々な人に対して行えます。
また、これに似た方法ですが相手に対してだけではなく、自分に対しても使えることがあります。
夢や目標を紙に書き、それを持ち歩くと効果があると聞いたことがあるかもしれません。
または新しい目標ができた際に、まずはいい道具を揃えることや、名刺などを作ってしまうこと。
このことで自分の中の意識が変わり、意識が変わると行動も変わります。
行動を起こすと脳はそれを自己認識して、内面も変わり始めるのです。
つまり、脳に繰り返しフィードバックすることで、自分を目的の方向へと導いていくのです。
理想の相手は自然と現れるものではなく、理想の自分も勝手にできあがるものではありません。
今よりも良くなる為の一つの方法として、機会があればお試し頂ければと思います。