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別れた相手とペット

別れた奥さんとの間に飼っていた犬が元気にしているか、ちゃんと散歩に行っているか確認してほしいとご依頼がありました。
情報では平日は散歩に出るか分からず、土日は天気が良ければ必ず散歩に行くということでした。


週末の天気のいい日に調査を行うことに。
お昼過ぎ、自宅から勢いよく小さな犬が飛び出してきました。
犬はきちんとトリミングされているようで、可愛いらしいワンちゃんでした。
散歩時間は1時間ほどと、小型犬にしては少し長い時間でしょうか。
満足した様子で家に入って行くのを見届け一安心。
ただ散歩中など、ふと遠くを見ている犬を見ると、会えなくなったご主人様を思い出しているのかな、などと勝手に想像してしまいました。


ご依頼者様にご報告の際に写真を見ていただくと、嬉しさ懐かしさ寂しさが混じり合った複雑な面持ちのようでした。
そこでご依頼者様から、散歩中に話しかけ犬の健康面のことを聞いてほしい、とご要望がありました。


翌週末、こちらも犬を用意し、散歩中に接触をしました。
よく犬の散歩をしている人同士が話しているのを見かけますが、同じ共通点があるので話しも弾みます。
話してみると、犬の世話はかなりマメにしているようで、特に怪我や病気もなく元気とのことでした。
その間犬同士はお尻の匂いを嗅ぎ合ったりしており、お互いに興味津々といった様子でした。


ご報告をするとご依頼者様も安心され、またお願いします、とおっしゃっていただきました。


別れた者同士の間に子供がいた場合は、親権などの決まりがありますが、ペットの場合は「モノ」扱いになり親権ではなく「所有権」になります。
したがって養育費なども発生しないため、引き取った側が元配偶者にペットの養育費を請求することはできませんが、相手が面会を求めてきた場合承諾する必要もありません。
今回のケースではそれに当てはまり、可愛がっていた犬と会えないというお気持ちからご依頼に至りました。


飼い主にとって犬は、大事な家族の一員、という思いがありますが、法律上では「モノ」扱いになる。
非常に複雑な気持ちになりますが、ペットを飼っている方は知っておくべきかもしれません。

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