別れさせ屋が行う別れさせ工作では対象夫婦に離婚を勧めることがあります。
人は別れるときに本性が見えることが多いですが、離婚の話し合いは最たるものです。
特に愛情から憎しみに変わっている場合は、小さな物一つでもお互いの悪口を言いながら取り合うことがあります。
愛情から感謝に変わっている場合は慰謝料もスッパリ払って離婚までのスピードも早いですが、愛情から憎しみに変わっている場合はできるだけ払いたくないという心理が働き泥試合になってしまいます。
そういった時は、ここで貴重な時間やエネルギーを使うよりも早くお金で解決をしたほうがいいことを伝えて早く別れさせられるようにすることもあります。
第三者の立場として離婚を勧めるときに思うことは、ほとんどお金で解決できることだということです。
そこに感情が混じると離婚まで長引いてしまうので、工作員がうまく説得してスムーズに離婚させるようにしています。


しかし離婚を勧める場合は、思わぬ敵が現れることがあります。
カップルを別れさせるときには当人同士だけで済む場合が多いですが、離婚となると家族が関わってくることがあるのです。
特に結婚をするときにお互いの家同士が結婚をするような状況だった場合は、その可能性が高くなります。
夫婦の家族や親戚の立場の人は結婚をさせたがりますが離婚をさせたがる人は少ないため、夫婦間の関係性だけではなく家族間の付き合い方なども離婚を勧めるときには把握しておかなければいけません。


実際に対象夫婦の離婚が決まると行動に移しますが、そういったときの対象者には疲れている人が多くいます。
離婚の大変さは結婚の３倍と言われますが、やはり膨大なエネルギーを使うようです。
結婚は幸せに向かって進んでいくものですが、離婚は清算するための作業といったところがあり、行き着く先の違いも影響しているかもしれません。
その姿を目の当たりにするとその時はなんとも言えない気持ちになりますが、結果的に離婚を経験した人は人として一回り大きくなっていることが多く、離婚をして良かったという話を聞くと、いい方向に進んでいることに安堵します。


別れさせ屋では離婚を勧めることや離婚の話し合いに同席することなどがありますが、無理やり離婚をさせることはできないため、どのような方向性で話せばスムーズに離婚させることができるかを考え、ときには依頼者様と綿密に打ち合わせをさせていただき、第三者の立場として離婚を勧めています。

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