
普段の生活の中、出先で偶然芸能人や有名人を見かけた経験がある方はいると思いますが、偶然調査中の探偵を見かけた、という経験がある方はほとんどいないのではないでしょうか。
探偵は、調査をしていることを対象者や周囲の人に気付かれないよう、その場所や状況に合わせた服装を選び、できるだけ自然に溶け込む必要があります。
私も女性調査員としてさまざまな現場に向かいますが、調査の際には服装や髪型、持ち物など、その日の調査場所に合わせて考えることがいくつもあります。
そんな中で、個人的にいつも悩まされるものがあります。
それが靴です。
【目次】
【別れさせ屋の調査では尾行や張り込みを行うことがあります】
別れさせ屋というと、工作員が対象者に接触して関係を作っていく場面をイメージする方も多いと思いますが、実際にはいきなり対象者に接触するとは限りません。
対象者が普段どのような生活をしているのか、何時頃に自宅を出るのか、どのような交通手段を利用しているのか、仕事が終わった後はどこへ向かうことが多いのかなど、工作を進めるために必要な情報を確認することがあります。
こうした情報を尾行や張り込みによって確認していくと、対象者の行動パターンだけでなく、自然に接触できそうな場所や時間帯が見えてくることもあります。
そのため、別れさせ屋が行う調査は、単純に対象者を追いかけることだけが目的ではありません。そこで得られた情報をもとに、どのような方法であれば対象者に不自然な印象を与えず接触できるのか、その後の工作方法を考えるために行うこともあります。
そして、尾行や張り込みをする以上、対象者を見失わないことだけではなく、調査員自身が目立たないことも大切です。
【調査では動きやすさだけで服装を選べません】
どのような調査に向かう場合でも、動きやすければ何を着てもよいというわけではありません。
たとえば、スーツ姿の人が多いオフィス街であればスーツやオフィスカジュアルの方が自然ですし、住宅街では普段着の方が周囲に馴染みます。
反対に、周囲がラフな服装をしている場所で一人だけビシッとスーツを着ていれば、それだけで目立ってしまうこともあります。
服装はその場所に合わせて選べても、意外と悩まされるのが足元です。
【調査員の靴は動きやすいだけでは選べません】
調査では長時間立っていることがありますし、対象者の移動に合わせてかなりの距離を歩くこともあります。対象者が急に走ったり、電車に乗ろうとしたりすれば、こちらもすぐに動かなければなりません。
そう考えると、一番楽なのはスニーカーです。歩きやすく、長時間履いていても比較的疲れにくいうえ、必要になれば走ることもできます。
それなら毎回スニーカーを履けばよいのではないかと思うかもしれませんが、そう簡単でもありません。
対象者がホテルや高級店などへ入った場合、その場所によってはスニーカーでは逆に目立ってしまうことがあります。また、ビシッとしたオフィススーツを着ているのに、足元だけがスポーティーなスニーカーというのも、服装によっては違和感が出てしまいます。
もちろん、調査員が履く靴に決まりがあるわけではありません。しかし、動きやすさだけを優先してしまうと、その場所に馴染まなくなることがあります。
そのため、動きやすさと服装の両方を考えながら靴を選びます。
【尾行では靴の音にも気を配ります】
靴を選ぶ際に気を付けているのは、歩きやすさやその場に馴染むかどうかだけではありません。
人通りの多い駅前や繁華街であれば多少の靴音は気になりませんが、静かな住宅街や建物の中では、普段は気にならないような音が思った以上に響くことがあります。
対象者の後ろを歩いているときに、自分の靴から「カツ、カツ」と一定の音が鳴っていると、それがきっかけで対象者が後ろを気にする可能性もあります。
もちろん、靴音だけで尾行が気付かれるわけではありませんし、対象者との距離や歩く位置、周囲の人の流れなど、その場の状況を見ながら行動することの方が重要です。
それでも、余計な違和感を与えないに越したことはありません。
個人的に靴を買うときは、キレイ目にも使えて、軽くて疲れにくく、歩いたときに音が鳴りにくいもの、という条件で探すことが多くなりました。
普段履くための靴であれば、ここまで考えることはないと思いますが、仕事で使うとなると、見た目や履き心地だけでは選べないのが難しいところです。
【張り込みの後から長い尾行が始まることもあります】
張り込みの場合も、靴選びは重要です。
対象者がいつ現れるのか分からない状況では、同じ場所で何時間も待つことがあります。短時間であれば問題のない靴でも、長時間立ち続けていると足が痛くなってしまいます。
さらに、ようやく対象者が出てきても、そこで調査が終わるとは限りません。対象者が移動すれば、そのまま尾行が始まり、長い距離を歩いたり、急いで移動したりすることもあります。
そのため、調査で履く靴には、長時間の張り込みに耐えられることと、その後の尾行にも対応できることの両方が求められます。
見た目には何の変哲もない一足でも、調査員にとっては大切な仕事道具の一つです。
【女性調査員として難しいと感じる靴選び】
男性の場合は、服装にもよりますが、スニーカーや革靴など比較的選びやすいように思います。
一方、女性は選択肢が多い分、調査で使う靴を選ぶのが難しいと感じることがあります。私自身も、パンプスやヒール、ローファー、ブーツ、スニーカーなど、その日の服装や調査場所に合わせて靴を選んでいます。
素材やデザインによっては、短時間履いている分には問題がなくても、長時間立っていると足が痛くなってしまうものもあります。
その年のトレンドによって高めのヒールなどが多くなると、服装には合わせやすくても、これで何時間も張り込みをするのは厳しいな、と思うこともあります。
きれい目な服装にも合わせることができて、その場所にも馴染み、軽くて疲れにくく、長い距離を歩くことができる。さらに必要なときには動きやすく、できれば歩いたときの音も目立たない。
これだけの条件を満たす靴を探そうとすると、なかなか簡単には見つかりません。
おしゃれは足元からという言葉がありますが、女性調査員として現場に向かうようになってからは、靴を見る基準も少し変わったように思います。
自分に合った一足が見つかると、次の調査に向かうときも少し心強く感じます。
【別れさせ工作をご検討中の方へ】
今回は靴という少し意外な視点から調査の裏側をご紹介しましたが、実際の現場では、その日の調査場所や対象者の行動に合わせて、さまざまな準備をして現場に向かいます。
別れさせ工作や復縁工作でも、対象者の現在の状況や行動パターンを確認するために、調査が必要になることがあります。
総合探偵社リライトでは、ご相談の段階で分かっている情報やご希望をお聞きしたうえで、状況に応じた進め方をご提案します。
別れさせたい相手がいる方、復縁したいけれど相手の現在の状況が分からない方は、まずは現在の状況をお聞かせください。
ご相談が実際の調査につながったときには、足元からしっかり準備をして現場に向かいます。
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