別れさせるということは、人の感情に波風を立てなければいけません。
その為、感情的になりやすい人となりにくい人では、なりやすい人の方が別れさせやすくなります。
ある別れさせのご依頼で、対象カップルの女性は普段からせっかちで怒りやすいタイプの性格の方がいました。
対象カップルの男性は交友関係が広く夜は出かけることが多いタイプで、対象女性はそのことに不満を抱いており、よくケンカしているという情報がありました。
ご依頼当初は、対象女性の居場所が特定できる情報はあり、対象男性の居場所が特定できる情報はありませんでした。
その為、まずは対象女性を尾行し、対象男性を判明させることから始めました。
駅の自動改札器が見える位置で張り込み、対象女性を発見すると尾行開始します。
マクドナルドで対象男性と合流し、その後ドンキホーテに立ち寄りました。
所狭しと商品が陳列されているドンキホーテは、コツを掴んでいないと尾行しづらい場所でもあります。
調査で対象男性の居場所が特定できる情報を掴み、日常の行動パターンを把握し、工作へと移ります。
複数回の接触により対象男性と男性工作員が仲良くなりましたが、一緒に女の子がいる店に行くと、対象男性はテンションが上がり一気飲みをするクセがあるようで、工作員も一緒に一気飲みすることになり、工作終了後はかなり陽気になっていました。
最終的には対象男性と対象女性が偶然ばったり道で会い、浮気をしているかもしれないという場面を見てもらいました。
人間の脳は、一番単純で一番直感的な結論を出す傾向があります。
この傾向は「根本的な帰属の誤り」という名前がついており、簡単に説明すると、人の行動の原因を性格的な要因に求め、状況的な要因を軽視する傾向のことを言います。
怒りやすいターゲットは早計に失するものであり、その傾向を活かした工作で別れさせることができました。
2023年も残すところ4ヶ月です。
ご案件の状況によっては時間がかかるケースもありますので、年内に別れさせたいカップルがいる方は、そろそろ動かれた方がいいかもしれません。
別れさせ屋についてはこちら